お迎え
ここ数日、発熱でダウン。
節々が痛く、年寄りの歩みで三日ほど過ごした。
四日目にして復活の兆し、「お迎え」は正夢とならなかった。
熱が上がり始めた夜から二晩続けて夢をみた。ここ数年で見送った父・母・姉・兄、勢揃いの夢。みんなにこにこ、わたしと姉の話しを聞いていた。何か喋っているのだが聞き取れなかった。耳の穴をかっぽじって、ぐらいの勢いで聞こうとしたのだが。耳が遠くなったか?夢でまで。
三日目の晩、テレビを見られるまで復活。
クローズアップ現代で「お迎え」を放送していた。
親しいひとが夢に現れ穏やかに最後を迎えられる、らしい。
タイムリー!と思わず握りこぶし。
早々と床に就いたが翌朝パッチリ目覚めた。簡単には終末とはならないか。
各々の世界は脳の記憶と経験で作られると番組のなかで学者が言っていた。
記憶は曖昧、経験は少ないわたしの世界ってちぃさー。
おーきいねえちゃん
三姉妹の末っ子は、一番目の姉を「おーきいねえちゃん」・二番目の姉を「ちーちゃいねえちゃん」と呼んでいる。
今日は四年前、突然に亡くなった「おーきいねえちゃん」の命日。
「おーきいねえちゃん」は Barあん のママだった。
亡くなったあとに店に通ってくださった方々(分かる限り)に寄ってもらいお別れ会を開いた。
おーきいねえちゃんはカラオケが嫌いだったので、広いジャンルの曲を流していた。harurin・ちーちゃいねえちゃんも同じく、あれこれ聴いていた。
お別れ会で店にあるCDを次々流していたら「ウィスキーは(が)お好きでしょ〜♪(石川さゆり)」と聴こえてきたので、つい「これ嫌いやなぁ」と言ってしまった。それを聞いたよっこちゃん「かよちゃんが好きやった曲やぞー」。
不躾な末の妹、ごめん。
「おーきいねえちゃん」とは年が離れていたので、わたしが幼い頃は子守りをたくさんしてくれた。おんぶしていたらいきなり肩に噛み付かれた、と聞いたことがある。サルか、わたしは。寝坊が多かったわたしを小学校まで送ってくれた。わたしを送ったあとに高校へと歩いた「おーきいねえちゃん」は遅刻したのか? 年の近い「ちーちゃいねえちゃん」にもずいぶんとかわいがってもらった。現在もだから「もらっている」だ。
姉二人は行儀よく勉強をきちんとし親に叱られること少なく育っていったが、末っ子はやりたい放題。買ってもらった靴は直ぐに穴があくので、「どしてお前だけ物持ちが悪い!」と父に言われた。親戚にも「宮ヶ瀬橋の下で拾った子」と言われていた。
小学校の写生大会のとき、お城山で絵を描いていたらタクシーの運転手がそれぞれの絵を見ながらわたしのところへ来て名札を確認し「やっちゃんどこの末っ子かぁー、お父さんは器用やけどなぁ」とぬかした。へいへい、どうせ橋の下で拾われた子供だよぅと思ったことはよーく覚えている。
毛筆など字の巧かった父に似て手紙や葉書をすらすら書く「おーきいねえちゃん」。
花を活けるのが巧かった父に似て華道を学んだ「ちーちゃいねえちゃん」。学院で活けた作品を「作品花図」にきれいに写している。
わたしは、、、何にもなーい。
最近は「おーきいねえちゃん」「ちーちゃいねえちゃん」と呼ぶことは少なくなってしまったなぁ。
「おーきいねえちゃん」の墓へ朝一番に行ってくれた「ちーちゃいいねえちゃん」、おおきに。
うっかり
気がつかなければよかった。
数年前、エアバッグが開く事故で買って一年経たない車を廃車にした。
「自動車の抹消」は11月、その年の年末に「過誤納金等還付通知書」の葉書がきた(らしい、時が経ち覚えていない)が受け取っていなかった「¥11500」。
失くしてはいけないと何でも何処かへ片付ける、が、忘れてしまう。
整頓していたらその葉書が出てきた。日付は「平成18年12月27日」。
まだ受け取れるのか県自動車事務所に電話で確認した。
電話の向こうで「5年経過では消滅ですよね?」と職員が尋ねているようだったが、「お調べしましてお電話します。」とのこと。
葉書の注意事項を読むと、葉書の日付から1年経過後は銀行では受け取れない・還付金発生日から5年経過で消滅、と書いてある、小さな字で。
電話での返事はもちろん「5年経っていますので受け取れません」だった。
電話口の担当者に聞いてみた。
「受け取らなかった¥11500は?」
「県の歳入です」
「何に使われるの?」
「県に問い合わせないと詳細は分かりません」
担当者にとっては迷惑な話しだがアタリが悪かったと諦めていただき、
「税金は払わないと通信料がかかっても何度もきますよね? お金が戻ってくるよーって嬉しい知らせはそろそろ期限切れになりますよーって知らせはこないですよね?」
「はい、そういったお知らせはないです。何度も指折り数えましたが期限が切れてしまっています。あと少し早ければ。」
「機会があったら期限切れの知らせもするようお願いできますか? 一つの声として」
と電話終了。
こういった問い合わせはほぼ立腹、で終わるのだが対応のよろしい担当者だったなぁ、お金が戻らないのはがっかりだったけれど。
うっかりしているのだから仕様がないが5年を過ぎて出てくるって、どんな整頓してるの?
整理上手になれ、自分。
気になる
オミズな仕事を十数年していたことがあり、ロンドンオリンピックでの競泳種目は欠かさず見ている。
三連覇がかかる北島康介くん。二大会連続金メダルは十分に凄いことだがオリンピック四大会連続出場を果たす北島くんだから世の期待はロンドンでも、となるだろう。
才能があるひとほどうんと努力をしている。
果報あれ、 そんな人々を見ていつも思う。
100メートル平泳ぎで気になったことが一つ。北島くんのゴーグルだ。
昔のレース時のゴーグルはクッションがない小さなものでレース後ゴーグルを外すと目の周りにはくっきりと跡がついていた。今回のゴーグルはクッションはないようだがカップが高くミラーででかい!と素人目には映る。コンマ何秒の世界だから研究されているゴーグルだろうが日本人の骨格に合ったものなのかなーと。
200メートル平泳ぎも決勝進出が決まりタイムは上がっている。北島くんに果報あれ!
競泳のレース中、天井にあるカメラの映像は1コース・8コース寄りの泳者が端っこに傾いて見えるのはカメラのせい? 100メートル 平泳ぎ決勝で7コースだった北島くんを見たとき、上体が傾いてる!んな訳ないか。
Twitterで北島くんが呟いていると知り「フォローする」をポチッとな。
残業協定
新聞を読んであれこれ思うとブログを書いた気になってしまい既に七月末の暑い毎日。
長雨後いきなりの高温続き、当分雨は降らず高温続きの予報にましてや食欲が落ちそうだ。
食べないと直ぐに痩せる、と言うより枯れる(年を思えば枯れるがぴったり)。
本日の新聞一面記事は残業。
お子は新規部所に移動後、超残業。
ひとが聞くと「大丈夫か?」と言う。
「大丈夫、出社・退社時間は自分でメモしておくようにと言ってあるから」ハハッ。
平日の残業時間は猛烈だが、休日はしっかり遊びに行けるから大丈夫なのだろう。
仕事・遊び以外は何もしない。
残業代はあり毎週好きなことはできるのだから天国だ。
一時期、身の回りぐらいできねば末は困るか?と思ったがわたしは困らないので本人が困ったときに考えればよし、である。
家事代行やら宅配弁当があると教えてやったし。
無償の愛はないわたしに報酬忘れずに。わたし収入ゼロだから。
根気
自分に最も足らないものは、根気。
すべてに通ずるたいせつな、根気。
このブログも然り。
新しいMacになったのだからMacの勉強をしブログも更新をと思っていたのに思いは何処へやら、情けない。
最初のホームページはまめに更新していたのになぁ、harurinに励まされて。
手軽なブログが出始めたからか?harurinが居なくなったからか?と他のせいにする。これ、最も得意。
最近の根気の無さは運動。
運動は苦手だが少しは体を動かそうと家の中で出来る運動をちょこちょこ始めてみる。
今更家、今更ではあるがデューク更家の「1m・一歩ウォーキングダイエット」なるDVDを値打ちに購入しちょっと続けた。実行するならばあれもこれもと欲張るので続かない。
で、ラジオ体操。
「実はスゴイ!」に惹かれDVD購入。
正しい動きで行うと効く。
「美脚・小尻・くびれ・若返り・肩コリ解消・・・たった3分ですべてが叶う!」←根気は必須。
ラジオ体操のCD持ってた、、、手軽な運動しようと数年前に買った。
精悍
猫をときに動物病院へ連れて行く。
先生が必ず言う、「おっ、ノアちゃん精悍だねぇ」。
数年は家の中だけにいたが何時からか内外自由な日々、ドアマンが必要だが。
ときにケンカをし、悲惨な姿で戻ってくる。一日、二日は家で寝込んでいる。学習しろ、と言っても分からないらしい。優しい言葉はかけてもらえず「相手がひどい怪我だったらどうするの。あなたはいいよ、もしもの時は病院へ行けるから」と叱咤。せめてと思い、ノアの爪はいつも短い。
病院へ行くタイミングはケンカの傷が治りかけた頃。ワクチン接種や元々悪い右目の様子見のとき。傷跡を見ての先生のセリフが精悍。言われて当然、片耳が切れているときもある。
外に出す飼い主がよくない。が、一度覚えた蜜の味は忘れられないらしく「出すんだニャー」と聞くとドアマンに。「ケンカしたらシマシマノラちゃんと交代だよ」と言いながら窓を開ける勝手な飼い主。
昨日は左がスジメで涙目、アカンベーをすると下瞼はぷっくりしていた。直ちに病院へ行った。
「結膜炎です」と先生。「ケツまくってケンカするからだわ」とわたし。
先生、無言。
ケンカが多い割に頼んであった血液検査の結果は良好だったが、二度目のワクチン接種は結膜炎が完治してからとなった。
数日は篭の猫だ。
ドアマンで思い出した話し。
この辺りでは大手の会社のかいちょサン。この辺りでは有名なホテルで風呂に入る。
軽自動車でホテルに乗り付けキーをつけたままフロントへダッシュ。ドアマンは慌てて「お客さまー」と後を追う。フロントマンに「〇〇様、いらいっしゃいませ」と言われニンマリのかいちょサン。
齢、80過ぎ。
かいちょサンのあれこれ話しを聞くと、死ぬまで元気だった父と似ているなぁ、違いは父は金持ちじゃないところか。